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2016/6/28

170 ありがとうございました!

 
 「.実生展atTOKYOSTYLE〜長良川流域の小さな工房

から〜」お蔭様で無事終了いたしました。 会場に足をお

運びいただきました皆様、ご支援ご協力いただきました

皆様、誠に有難うございました。25日に搬出を終えまし

て、無事美濃に戻って参りました。

出展者9組の展示、そして、3組の出展者によるワーク

ショップがありました。皆様いかがでしたでしょうか。普

段はそれぞれで活動している出展者の面々であります

が、今回初めてご一緒させていただき私にとってもとて

も楽しく貴重な経験となりました。

中島工務店さんの「地域やふるさと」を大切にしながら、

いま魅力を感じていただける建物・空間を提案して地域

と町をつないでいくという徹底した思いのつまったモデル

ハウス。居心地がとても良いせいでしょうか、お越しいた

だきました多くのお客さまに とても長い時間会場でお過

ごしいただくことができた会であったように思います。

皆様にお会いできたこと、作品をご覧いただけたことを糧

に、今後の活動につなげていきたい …と思っております。

今後ともそれぞれの活動にご注目いただけたら幸いです!

2016/9/20

169.一旦美濃へ

   16日に上京し、用事のため一旦美濃に戻って参りました。

 実生展は、本日4日目を迎えております。たくさんの方にお

越しいただき誠に有難うございます!お越しいただきました

皆様、展示・ワークショップいかがでしたでしょうか。ほぼ3日

間展示会場にて過ごさせいただきましたが、心地よいスケー

ル感の空間で緩やかに時間が流れ、皆様リラックスしてお愉

しみいただける展示会となったのではないか…と思っておりま

す。

 18日には、11月25日から4回目の3人展をさせていただくspi

ral marketさんに打ち合わせに行ってきました。ご一緒させて

いただく清野さん きたのさんとは久々にお会いする機会にな

りましたが、お話しているうちにまたまた展示がとても楽しみに

なって参りました。ほんわかしつつ、じんわりと力強いおふたり

のものづくりに対する姿勢には、本当にいつも良い刺激をいた

だいています。一歩でも前進できるようにがんばります!
 

 実生展は、明日、水曜日は定休日でお休みとなりますが、25

日(日)まで開催しております。ひきつづきどうぞよろしくお願い

致します!

2016/6/28

168. かたつむり

 
「かたつむり をみつけたい!」

と小学2年生の杏が言った。


なんでも、小学校の「生活」という授業で

「生き物を育てる」、というテーマのことをしているらしく、

杏の班では、バッタ と かたつむり を捕まえてくると

相談して決めた、ということであった。


そんなことなら かたつむり みつけたらいいね。手伝うよ。


ということで、4日程前からかたつむりを探していた。

丁度週末に、里山大学があったので、そこでみつかるかも…

と思い、一日田んぼや山で過ごしたけれど みつからず。


「家のまわりにいるでしょ。たまに見かけるし」ということで、

アジサイのまわりとか散々みたけれど、 いっぴきもいない。

本当に かたつむりってアジサイにいるんでしたっけ?

そういうもんでしょ。

と自問自答。


そんなときは…、とネットでしらべてみたら、

「殻を作る材料になるカルシウムがとれるので

家の基礎や、コンクリートブロックなどにいることもあります。

雨の時に活動的で、普段はあまり目に着かない石の下などに

隠れていることが多いです。 雨上がりなどに隠れる前のものを

見つけられることもあります」

といった感じのことが書いてあった。


ふむふむ、なるほど・・・と

ちょうと雨上がりだったので、早速見て回ることにした。


ちょこんと出っ張っている丸っこい塊りを想像しながら、

あっちこっちいろいろみてみると…


家の基礎周り

コンクリートぶろっく周り

葉っぱのうらのうらなどなど

やっぱりいないのでありました。



それならもうここしかないっと

大き目の石なんかをひっくり返してみると…

なんと

雨の水をすって とんでもない 太さになった

ミミズがだらーんと…。ひえっー。



普段ミミズはそんなに嫌ではないけれど、

水をすって太くなったミミズって

本当に気持ち悪いですね。



結局 今日の主役 かたつむりくんは

石の下なんかにもやっぱりいなかったのでありました。



なんてことないときにふと出会っていたのにね かたつむり。

見つけようと したことが無かったんだね かたつむり。

見つけようとすると なかなかいないもんだね かたつむり。



時間も遅くなってきたので 杏とふたり

また明日にしようかっと 立ち上がり  雨上がりの薄暗い空を見上げると

真っ黒いツバメが一羽  すごい速さで  横切っていったので ありました。


(その後 「友達の家に大きいのが24匹いたって〜」と

自分は見付けられず、若干残念そうな杏からの報告がありました。)


(注)この辺にはとんでもなくでっかいかたつむりが生息しているようです。








2016/6/9

167.  つばめ


朝から夜まで

とりの声が聞こえてきます。

雨の日もありますが

良い季節です。



階段のところで巣作りをはじめ

ときどき 階段の手すりに停まっていたツバメたちは

数日したら

どこかへ飛んでいってしまいました。



結局は飛んでいってしまうのだけど

近づいてもなかなか逃げず、

つい話かけたくなったりしてしまう。



もういなくなってしまったのだけど、

ツバメとの距離感って、他の動物とは違う感じがあって

何だかいいなあ、そして不思議だなあ…と思ったのでありました。



今も近くを飛び回っているのが奴らかもしれないけれど

残念ながら 見分けがつくはずもなく。

そんな位が、また良い距離感かなと思ったり。



いづれまた

手すりに停まりに 来てくれることもあるかな〜。


(巣ができるとフンの掃除などなどは大変だよ〜…
と例年ツバメを迎え入れている近所のご主人が教えてくれました 。
巣ができるとまた距離がぐっと縮まるってことで、
覚悟はしとかないと…なのですよね。 )












2016/5/29

166.  初めて

工房の2F、階段のところに

14年目にして、初めてツバメが巣をつくりはじめました。


お客様も通るところの真上ということもあり、

念のため、フン除けに(なれば…と)板をつけたりしたので

少し警戒されてしまったかな…どっかいってしまうかな…

と思ったりもしましたが、

いまのところ、他に行かずに居るようです。


ここでひと夏を過ごしていくでしょうか。

はたまた どこかへ移動してしまうでしょうか。

どんな風に過ごすのかなあ。


密かに  しばらく観察してみようと思います。









2016/1/22

165. おくれましてのごあいさつ







遅いにもほどがあるってものですが、この期に及びまして恐縮ながら、ご挨拶を…。

昨年は、皆様どうも有り難うございました。個人的にはいろいろと変化の一年であった気がしています。
今年もじっくりといろいろなことに挑戦して変化していけたら…と思っています。 皆様 本年もどうぞよろしくお願い致します!



↑こどもたちも少しずつ大きくなっております。(彼らに「意味」を問うてはなりませぬ。)



↓この年末年始は、東京新木場の住宅展示場に設置する家具の制作をさせていただきました。
大小 テーブルに、椅子数種、スツール数種、とAC CRAFTのものを沢山採用いただいています。
先日 伺ってきましたが、とても素敵な木の空間で、家具も生き生きとしているように見えました。


↑奥の方は、モデルハウスを作られた工務店「(株)中島工務店」の中島創造さん。
岐阜県加子母の工務店さんで、一貫して地域と街をつなげるような活動をされています。中島創造さんご自身も加子母の
ご出身で加子母愛・岐阜愛に溢れ、このモデルハウスつくりを通しても、いろいろな方とつながりながら新しいことにいろいろとトライしておられます。

今回の展示場は地域材で主に加子母の大工さんにより建てられたそうですが、「みんなでつくるモデルハウス」をテーマに、床を貼ったり、壁をぬったり、一部一般の方も家づくりにご参加いただいてできたそう。 また、「空間」と「家具などのもの」の関係性も大切に…
ということで 、家具は中島工務店東京スタイルの空間にスケールやデザインなど、このモデルハウスオリジナルのものも
作らせていただています。そんなところも是非見ていただきたいポイントなのであります。

そのモデルハウスですが、いよいよこの週末にオープンとなります。(一般の方は1/24(日)からご覧いただけるようです。)
木のお家・空間、参加型の住まいづくり、薪ストーブなどなど、ご興味のある方、是非どうぞ。
( 詳しくはこちらをどうぞ。 →中島工務店モデルハウス 「TOKYO STYLE」)


↑ キッチンのカウンタ-周辺。新しくつくらせていただいた三本脚のスツールを置いていただきました。
本当に心地が良く、「素朴な豊かさ」を感じる空間でありました。




2015/11/4

164. いとしろへ






石徹白(いとしろ)に行ってきました。

長良川沿いの道を1時間ほど北上し、長良川鉄道の終点「北濃駅」のあたりを左折、山道をくねりくねりと登り、恐ろしく

なるような高さの場所(絶景です。)を通過。そして、緩やかにくだって行くと石徹白にたどり着きます。

岐阜県と福井県のほぼ県境。山の中と思いきや、意外にも空がひろいところであります。


写真は、石徹白に行った際はいつも寄らせていただいている「白山中居(ちゅうきょ)神社」。

樹木や石垣のスケール感にいつも圧倒され、綺麗な空気、水にいつも癒されるのでありました。



今回石徹白に行った目的は、石徹白洋品店さんに行くこと。

現在準備を着々とすすめられている石徹白洋品店さんの計画のお話を伺ってきました。ちいさなお子さんお二人を

ご夫婦でずっ っと抱っこしていて、いろいろと体力のいる大変な時期だと思われますが、 地域のくらしや地域のもの

づくりを、一貫してとても大切にされていて、自ら実践しどんどんと発信されるその行動の力が本当にすごい、と毎度

ながら思ったのでありました。 (石徹白洋品店さんにつきましてはこちらをどうぞ→

一足先に紅葉もピークを超え、いつ雪が降るか…とのこと。冬には軒先まで雪が積もるそう。 冬にこもってものを作った

のでそういったものづくりの歴史もあるそうです。そんなところにもスポットをあてて活動をされています。

次回は春になりそうですが 計画中のものが、またどんなふうになっているか、とても楽しみです。

そのときは「いとしろ大杉」もいけたらと密かに思う今日この頃。

420段の石段があるらしいけど、のぼれるかな〜。


2015/10/24

163. 工房からの風





工房からの風に出展させていただいてきました。

8年前に出展させていただいて以来でしたが、 お越しくださった沢山の方々と

お話させていただき、とても嬉しい時間となりました。 ご来場いただきました皆様、

誠に有難うございました。


AC CRAFTは今回は家具に加え、一押し(?)のスギ、カラマツのハガキフレーム、

ティッシュケースなどなど小ぶりなものにもトライさせていただき、 出展 させていた

だきました。 皆様いかがでしたでしょうか。


今回の小物の制作は、ものの全形が決まるまでは、納まり、使い勝手などに頭を

悩ませ、苦しむ部分も多々 ありましたが、家具制作とは また違った醍醐味がある

なあと感じ、癖になるかも… なんて。


振り返ると、沢山の方々にサポートしていただいたなあ…。

風人さん(※1)たち、すごい方々だったなあ…。

出展作家さん方とも交流できてうれしかったなあ…。

運営のニッケコルトンプラザの皆さまの思いの深さ、配慮の細やかさ、あたたかさに

感動しっぱなしでした。

家族のサポートも本当に有難かったです。


準備期間から当日まで、心地よい緊張感で、制作と向き合う貴重な時間を過ごさせて

いただいたと思っています。


皆様、本当に有難うございました。


この経験を生かせるように、これからを大切にしていきたい… と思っている今日この頃。



「工 房 か ら の 風」 。


本当にすごい展示会だあ〜。






工房からの風HPはこちら→


(当日の様子や出展者さんの感想などなど、ご紹介されていますので是非覗いてみてください。 )


(※1:風人さん…出展経験作家さんで今回サポートをしていただいた皆様です。)


2015/9/3

162. さよならさんかく またきて・・・





あ いにくの曇り空で 今日は星が見えてませんが、

誠に勝手ながら、今年の夏を思い返してみると、

「星☆」に少しご縁を感ずる夏だった〜気がするなあ、と思ったりしています。


2回にわたる星空観察会への参加。

1回目はあいにくの曇り空で、スライドを見る会となりましたが

スライドをみながら太陽系などの話をきいていたら、


「み・ん・なで地球に乗って 宇宙を旅しているんだなあ…☆」


と いまさらながら そんな感覚がわいてきて 

宇宙に地球が浮いている映像が、また違ったものに見えてきて

お腹の胸の間あたりに、 じーんとくるものを感じたのでありました。


2回目は 天気にめぐまれ星がほんとうに良く見えました。

大砲のような大きな天体望遠鏡で、

月(クレーターがぼこぼこ)、土星(わっかがついている)、天の川(すごく明るい)

そして、M13星雲(恒星30万個(確か…)が集まってぼやっと見える)や

あのアンドロメダ星雲などを見せていただきました。


星の先生のお話によると

あっちの星雲から こっちをみると こちらも星雲であるそうだ。

そして 星雲と星雲の間には ほとんどなにもなく(たまにはぐれ星とかがあるそうだが)、

星雲があっち とか こっちにある という…。


うちゅうの 「なんにもないところ」 が ずいぶんひろいんですね…☆。


そして、その日見えている星のほとんどは、こっちの星雲(たしか銀河系)内の星なんですと。

北斗七星(おおくまざのしっぽ とのこと)  カシオペヤ座(W)  こと座(おりひめあり)

( 彦星は何座だっけなあ…)   さ そ り座  てんびん座  いて座  はくちょう座  

こぐま座(北極星あり) ペガサス? アンドロメダ座?

(あとはなんだったかなー… まだまだあった )。




そんなこんなの星空観察会でしたが、

他には義母(妻のお母様)の実家(石川県珠洲市)で

ござを敷いて、親戚一同で庭に寝っ転がってみた星空、

星の数、輝きと今までみたことないすごさで印象的でした…。




そんなこんなで少し星とご縁があったかなと感じた夏でしたが、

夏良くみえる 「夏の大三角形」と同様に、 秋にはなんと・・・



秋には何と…



「秋の大四角形☆」



なるものが見えるそうです。



日没も大分早くなってきて ものさびしさもありますが

暗くなって、星の見える日には、

虫の声をききながら、空を見上げて

四角形を探してみるってのもいいかも…ですね 。




2015/8/10

161、 さとやま の しぜん 2





「なにかいる!」



夜、子供が寝た後のお話。

開けてあった東側の和室の窓を閉めようかと、窓に近づいた女房が言った。


窓に近づいてみると

「ガサガサガサっ・・・・ガリッ ガリッ ガリッ」

という音が…。


たしかに なにかが いるようであった。



その音は、家の東側の、イチジクとかカキとかが植わっているあたりから

聞こえるようであった。

木の枝を引き寄せ、まだ堅い果実に豪快にかぶりつく音…。



「ガサガサガサっ・・・・ガリッ ガリッ ガリッ」



アライグマとか小動物かなっ、と初めは思っていたのだけど

音を聞いているうちに なんだか 結構大きい動物のような気がしてきて

なんだか恐ろしい気持ちがわいてきた。



「ガサガサガサっ・・・・ガリッ ガリッ ガリッ」




シカあたりなら まだいいが クマとかだったらやばいくないか…。

家に入ってきたりしないよな・・・。



そう思ったら 外に見に行く気にも当然ならず

どうすることもできないまま 音が聞こえなくなるのを待つしかなかったのでありました 。



たぶん クマではないと思うのだけど…何者だったのだろうか。



うちの近所ではまだ見てないけれど

以前は集落近くではあまりみられなかた「ヤマビル(ヒルの仲間)」が

シカにくっついてきて 集落近くで見られるようになっていたり

同様な感じで「マダニ」に噛まれる人が増えていたり…。
(実は先日マダニに噛まれ、病院にいって取っていただいたのですが
今年は、噛まれ病院にいく方が多いそうです。)



以前ラジオで

「山間部の集落の人口が減ってきて、クマの居心地が良くなり

食料の調達しやすい集落周辺に居座るクマなどもでてきた。

クマはもともと臆病で 人の近くにはあえて来ないのだけど 最近は 人の近くでも平気な

奴がでてきている」 なんてことも 言っていました。



この数年で いろいろなことが変わっていってるなあ と実感する今日このごろ 。


2015/8/2

160. ぴちぴちの






「とれた〜!」



先日、近所の川に 杏(6歳)と里(4歳)と遊びにいったときのこと。

さすがに 弟の里は まだ自分では捕れないかなあ… と思っていたのだけど、

見ると 膝まで川に入り  とても嬉しそうに振り返り、 差し出した網のなかには

体長15ミリほどの小粒ではありますが  小魚が2ひきほど 入っておりました。



里は、うちのなかでは 「できないキャラ」 な感じというか

末っ子なので実際一人だけできないことも多いのだけど

生まれてからずっとのことだから 本人も

「そういうもの」と 当然のように受け入れていた感じでした。



それが、この頃はお年頃のせいか

「できないキャラ」扱いされるのがイヤというか

「自分だけできないのが悔しい」という気持ちが強くなってきたようで

姉の杏がやったことはなんでも「自分もできるっ」「自分もやりたいっ」と

張り合ってやるようになってきました。

(なのでますますけんかが…)



前の週に川にいったときは、杏は ひょいっと 小魚を捕ることができたけれど

里はできなかったので まだ 難しいかな…と思っていたのでした。



そして先日。

網をもって振り返り、本当にうれしそうに



「4さいなのにとれたよ〜っ!」



と叫んだ言葉の中に、


「今現在のぴちぴちの里」がつまってるなあ と 

なんだか うれしい気持ちになったのでありました。


(現在 4歳11か月でもう「ほぼ5歳」ではありますが…。)


2015/7/1

159. さ と や ま の し ぜ ん





「ささゆりが 咲いたんや」

キラキラと目を輝かせ、そんなお話をしてくださったのは

もう何年も前の話になる。



ささゆりが咲く、ということの意味や価値は、自分にはよくわかっていなかったが

なんでも、以前は随分と里山で咲いている姿が見られたとのこと。

近頃は あまり見られなくなっているらしい。



里山っていうのは、どうやら

田んぼや畑、ため池、それらをつなぐ水路や畦や道のわきの草原、はたまた

もともとは薪や炭などの材料をとったりマツタケをとったりしていた地域の山

などなどを ひっくるめた人の暮らしを支えた地域の自然全体のこと…、

とのこと。 (確かそんなかんじだったと思います…。)



いまは、全国各地の里山の自然に人の手が入らなくなっていて、

また、田んぼの用水はコンクリートになったりして

生物がすみにくくなってまった。



そして、 そんなこんなで環境がかわることで、

ささゆりのように、以前はそこここでみられていた生物が減ってしまい

昆虫や動物も含め、生物の多様性が失われつつある… とのことでした。



そんなこんながありつつの…

しばらく人の手が入らなくなってしまって荒れてしまっている里山の自然に、

再び人の手を入れることで 生物の多様性にどんな影響がでるか…

ということを確かめるべく、14年間つづけてこられた活動が「里山大学」です。



その里山大学に先日14年目にして初めて参加させていただいてきました。



その活動の一つは、年に2回、草(くさ)おいの草を刈ること。

「草おい」っていうのは、山(森林)と田んぼの境界付近のことで、

放っておくと草や木が茂ってしまう場所のこと。

脇の田んぼで耕作がされていれば、陰ができたりと耕作に影響がでることが

あるので、 通常は、田んぼの管理者が年に2回程、草刈りをしてたそうである。



現場は、年2回の草刈りをつづけて14年が経っている場所。

「里山大学」の草刈りの活動をはじめるまでは、人の背丈よりもちょっと高いくらいの

ハンノキやアカマツなどの木やササなどの草でおおわれている状態だったそうである。



今回の里山大学では、前回刈ったあと30センチ程に伸びてきたハンノキや発芽して

10センチほどになったアカマツやササやサルトリイバラなどをカマで刈ってきました。

作業は思ったよりものんびりとした雰囲気で、そこに生えている草や昆虫などを観察

したりしながら 皆さん楽しそうにされていました。



14年前から活動をはじめ、はじめてから数年後には

カキラン、リンドウ、センブリ、そして、ササユリまでも見られるようになったそうです。

ときには水路沿いのススキの茂ったところには、

カヤネズミという親指ほどの大きさのネズミの鳥の巣のようなかわいらしい巣を

みつけたりもできるそうです。

今回は季節柄 、小さなカキラン、リンドウ、胸焼け にきくというセンブリを見ることが

できました。



「通常、種からだと花をつけるまで7年(5年だったか…)ほどかかるササユリが、

3年半ほどで花をつ けた。 草刈りがされ、陽が当たるようになるまでは、じっと我慢

して、チャンスがくるのを待って いる んじゃないか…」  とのこと。



草刈り終了後、昼食を食べ、里山レクチャーのあと、地層をみに何か所かをまわりました。



数百万年前からの地殻の変動や河川の浸食、堆積物などなどが、

地域の地形を作っていて、それが 植物・植生に影響している。

それらが、その地域の人の営みにつながっていて、

地層をみることで、そのつながりが推測できるんだ…。



という、普段ふれられないような非常に壮大なスケールの視点で

地域をみるということを体験することができました。



たまのワイルドな自然も魅力的ですが

普段、ほんとうにここちよいなあ と感じているのは

人の手が適度に入った 里山の自然なんだなあ

とつくづく思う今日このごろ。







次回の里山大学は、今秋10月17日(土)だそうです。
ご興味のあるかたは是非どうぞ。
(自分は「工房からの風」出展のため、その日は千葉におります。)

(※里山大学は、森林文化アカデミー時代からお世話になっている田端英雄先生が
中心になり、岐阜県大垣市上石津にて、現在は大垣市主催にて「かみいしず里山大
学」という名称で行われています。 )












2015/3/8

158. ひのき ばーじょん











つくることが 自分にとっては とても 大切なこと だと つくづく感じる今日この頃。

「右手が左手に教えるもの」だとなぜか思っていましたが 「左手が右手に教えてくれたり」もしてくれて

います。利き手の右手が、力に頼りすぎている…と気づかせてくれたり。


写真は、先日関西へ旅立っていったmaruto chairのヒノキバージョン。

制作活動をしている岐阜県美濃市うだつの町から、

家具は、日本全国 つつのうらうら へと旅立っていっております。



※ヒノキバージョンは、ヒノキで熱心に家づくりをしているある工務店さんからのご依頼でセミオーダーにて

制作しはじめました。さすがはヒノキ。香り良く、加工性も良く、軽やかなり。 ヒノキは、この辺りで最も多く

植林されている樹種でもあるんですよね。(価格は、通常価格+3000円〜(椅子により異なります。)にて。)

→あまり関係ないですが…以前、美濃市でヒノキの伐採を見に行った際のレポートはこちら











2015/2/25

157. 知らなかったなあ、これ。







ぜんぜん気づかなかったのですが

視力がよくなかったようで、6歳の娘が眼鏡を掛けはじめました。



ぜんぜん知らなかったのですが、眼科の方によると

視力にかかわることで、個人差はあるものの6歳前後までに発達が止ま

ってしまう部分(見たものを脳に伝える力のようなものだったか…?)が

あるらしくあまり視力が良くない場合は、なるべく早いうちに眼鏡をかけ

て、ものが見える状態にして眼を使い、その力をつける必要がある、と

のこと。時期を逃すと、いくら訓練して発達しないとからしいのです。



こどもの視力は、3歳児検診とその次は小学校の入学前の検診で

チェックする機会がある。なんですが、3歳児検診では 引っかから

ないことも多いらしく、気づくのが6歳ころになってしまうことも多い、と

のこと。



眼科の方によると、少しでも早い方が良かったんだけど…ということ

でしたが、普通にしていると ちゃんとチェックしてもらえる機会はそ

の2回だけなんですよね。



視力があまりよくないという検査結果がでても、「本当?」って疑っ

てしまうほどうちの場合は そんなそぶりは ぜんぜんなかったの

でびっくり…。 でしたが、そんなこともあるようなのです。



そんなこんなですので 公の検診などとは別に 

小さいうちに眼科で視力検査をしておくほうが良いようです。

ぜんぜん知らなかったなあ、これ。



( っつうことでして、ここで一句)


「  め の けん さ   ち い さ い う ち に  眼 科 医 で  」



( あらら 眼科医の宣伝コーナーみたいになってまいました…。 )







2015/2/15

156. 木の収納







「やっぱり無垢の仕事がしたいですよねー」


近頃、住宅で使われる戸や扉は、無垢の木材を使う機会が大分減って

いて、 無垢材を扱 う機会を何とか提案して増やしていけたら…という

近くの建具やさん。美濃の古い街並 み「うだつの町」 のお屋敷群の扉や

格子も作ってきた建具屋さんの3代目である。


一方、テーブルや椅子など置き型の家具を中心に家具製作をさせて

いただいている弊社 AC  CRAFTでは、住まいの中でとても大事な

要素である「収納」まわりのことももっと 力を注いでいけたら…と考え

ていました。


お互いの特徴を生かして協力することで個別にはできないもの・ことが

できるのでは…とそんな思いを温めて、 数年が経ちました。


そして、 昨年の後半、木の家づくりに熱心に取り組まれているお客様よ

り、木の収納をつくりたい、というご相談をいただきました。


ここは柾目のこんな材で、この部材は板目がいい、厚みはこれくらいが

重たくないんじゃないか、ここはこうして納めたら綺麗なんじゃないか、

こんなこともできるけど …などなどなど建具屋さんと仕様を練ってご提

案させていただいき、できたのが写真のリビングボードで す。


お部屋が明るくなるように、今回は、色味が明るいヒノキを使わせていた

だきました。香りも良く、古い町並みのお家でみられる木の建具や格子

のように、数十年経ったら更に味わいをましている…ことと思います。


地域の力を合わせ、住まいの中をしっくり心地よく…。少しずつしかでき

ませんが、このような活動も地道にしていきたいと思っています。 木の

リングボードはじめ、食器棚、キッチン棚、玄関収納、TVボード、木戸・

扉などなどご検討されている方は、是非お 声をお掛けください。




2015/2/11

155. じつはすごいことだった?

 



運動会で 児童が 手をつないで 走って 一緒にゴール。


そんな運動会がされていたという話を聞いて 

えーっ なんでだろー????????????????

と その話をきいて 驚きとともに?な気持ちになったのを覚えている。


先日  たまたま手に取った本を読んでいたら

そういう理由だったのかもなあ と

ぼんやりだけど そのわけの一部分かも… ということが書いてありました。

その象徴だったのだなあ と。 (勘違いかもだけど…)


そういう理由だとすると その当時 よくそれが実現したなあ と

その運動会をおこなわれていた ということが すごいことのように思えてきました。


そうはいっても…

違和感 すごいあるけどねー。


2015/2/2

154. たな

 



上手くつかえていなかったスペースに 棚を付けてみたら

あっちに納まりきれていなかったものがそこに納まり、

そっちに納まりきれていなかったものが、あっちに納まり、

しっくり納まりきれていなかった心の中がそっちに納まっていきました。

そんなことで なにかが すーっとひいていったような…。


そうは言っても 

「ずっとそのままでだいじょうぶ。」

なんてふうにはいかないから むずかしい。


たなに入れたものを出してつかって、 なくなったら

また 新しいものを入れて 出して 使って、また新しいものを…。


そんなことを繰り返し 繰り返し また もどってくる。


なにを 入れて なにを つかったら よいだろう。

こんどは なにを入れようか。


そんなことを繰り返す。


なにを 入れて なにを つかったら よいだろう。

こんどは なにを入れようか。


2015/1/26

153. よみやすいのだけ

 


自分にとって読みやすそうな本を図書館で借りれるだけ借りてきて、

読みやすそうな順にぱらぱら適当に読みはじめ、

読みにくい内容や文の場合はすぐに読むのをやめ

次の本へ。


そんな読書がここちよい、今日この頃。


2015/1/18

152. くつにつく

 



幼児って ことば遊びが好きですね。

だじゃれ とか なぞなぞとか。

《 中高年男性(自分も含む)は  幼児期にこどもが喜んだのを 忘れられず、

喜ばないお年頃になっても 喜んだ顔みたさに 

喜ぶかも…という少ない確立に掛け ダジャレなどを言ってしまう。

これが 「おやじギャグ」が永遠につづく要因なのではないか…。》

と仮説を立ててみましたが、みなさん、どう思います?



まあ、その仮説は今は置いておきまして、

先日は、こどもといっしょに「 回文」の本「ぞうからかうぞ」を借りてきました。

ということで タイトルは「くつにつく」 。

(意味はありません。幼児ならきっと喜んでくれる?)



さて

クツといえば つい先日のこと。

履きなれないクツを履いて 一日歩いていたら

右足の甲のあたりを いためてしまいました。



寝れば 治るかと思ったけれど

予想ははずれ  なかなか治らず…。




一日 歩いてただけだし ひねったわけでも無し。

こまったなあと思いつつも

我慢すれば普通に歩けるレベルだし

病院にいくほどでもないような…。

でも まあまあいたいような。



そんなこんなで そのままにして

こんどは履きなれたクツでしばらく過ごしていたら

知らないうちに治ってました。 ほっ。



いたくないってのは 本当に すばらしい

と改めて思ったのでありました 。




それにしましても




「履きなれない」とはいっても サイズはちょうど良く

履き心地もわるくないクツ。( だから たまに履いてしまうんですが… 。)

短時間なら大丈夫なのに 一日はいていたら 足を痛めてしまいました。

合うか合わないかってのは ほんとに すぐには わからないものですね。



合いそうに見えていたのに 合わないクツ。

合いそうに見えていたのに  合わないもの・こと。

そんなことで 足やカラダをいためてしまうことがあるんだなあ、気をつけなきゃなあ。

短時間ならいいかもだけどね。



としみじみ 思った出来事でありました 。


2015/1/11

151. 2015ねん

 



今年はこうありたい… こんな風に過ごせたら… 

などと思うことを ノートに書き留める。

そんな感じのことをすることに

なぜだろう   少し躊躇してしまっているっていうか そんな感覚があるような、ないような。



なぜだろう  と書いたけれど

なんとなく その理由って 心あたりがあったりして。



まあ 理由はさておき

そんな感覚になっていること、

そこにじつは 自分なりに可能性を感じたりもしていたりして。



どんなことが待ち受けていましょうか…


楽しみにしつつ…


今年もどうぞよろしくお願いします。




 
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