24. 大寒のころ、ムラサキシキブの木で。

ムラサキシキブの実は紫色。

艶があって、とてもきれいですが、ある時期を過ぎると色も落ちてきて、あまり目に留めることもなくなっていました。

大寒の数日前の時期、庭のムラサキシキブの木(低木)に、おなかがオレンジ色の鳥が1羽来ていました。

妻に聞いたところ、ジョウビタキの雄でした。


このジョウビタキは、かなり近づいていっても逃げようとしません。
(そういえば、この前のブログのメジロも、ミカンに夢中になっていたせいか、結構近くまでいってもミカンの木を離れませんでした。)

1~2Mくらいまで、近寄ってちょっと声をかけてみたりしても、じっと枝に留まっていました。

逃げない小鳥っていうのは、これまた最高にかわいく感じますね。


ムラサキシキブの実は、紫の色が薄くなり、白っぽくなり、大分硬さが無くなっているような状態のようでした。

ムラサキシキブの実は色が落ちてもいつまでも残っている感じがしていたので、鳥など動物も食べないのかな…そんな実もあるんだな…と思っていましたが、

この時期にジョウビタキが食べるんですね。

今朝見たら、結構残っていたはずの実は、すっかりなくなっていました。


来年の大寒のころ、ムラサキシキブの木で、また会おうじゃないか。

あまり写りが良くないですが、ご勘弁。
わかりづらいですが、黄色い花の蝋梅の向こう側にムラサキシキブの木があります。
インコのようなシルエットにみえているのが、ジョウビタキの雄。

鮮やかなオレンジ色のおなか、首周辺は肉眼では少し青っぽく感じ、とてもきれいでした。
隣の木に移動して、屋根の上に移って、また、ムラサキシキブの木に戻って、という繰り返し。
ヒヨドリが来たらちょっと身をかがめて様子を見て、いなくなったらまた動き出して…、
朝、しばらくの間、この辺で過ごしているようでした。

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